人間の手は乱れやズレを生み出す。
これは身体内部の動きによる痕跡だと考え、その痕跡を抜き出す為の研究を行った。
乱れやズレの基は鼓動と呼吸で、それらが生み出す動きを「身体リズム」と定義し、約8000本の線を描いた。
描いた線にグリッドを用いて、データを数値化することによって、自分の固有な「身体リズム」を抽出できる。
この「身体リズム」は、オップアートのような数学的・科学的の原理を使わなくても、微妙な変化で自然なリズム感や固有で複数の性格を持ってるので、造形空間における動勢表現が可能になる。











序論
1.趣旨
2.背景
3.身体リズム
4.目的 
5.方法 

本論
1.構成表現における造形要素
1.1. 造形空間における動勢表現の時代的背景
1.1.1.  Piet Mondrian
1.2. Optical Art
1.2.1.   Josef Albers
1.2.2.   Victor vasarely  
1.2.3.   Bridget Riley
1.3. まとめ

2. 造形要素の質感表現
2.1.  バウハウス 
2.1.1.  バウハウスの質感表現 
・ Johannes Itten
・ Moholy-Nagy Laszlo
2.2.  バーゼルの質感表現 
2.2.1.   Material Study 
2.2.2.  Textile Study 
2.3.  まとめ

3. 線とリズム
3.1. 線
3.2. リズム
3.2.1.  音楽による身体リズム
・ Wassily Kandinsky 
・ Johannes Itten
3.2.2.   鼓動・呼吸による身体リズム
3.3. まとめ

4. 造形要素としての「身体リズム」
4.1. 線を描く時の環境設定(制限事項)
4.1.1 姿勢
4.1.2 時間
4.1.3 道具
4.1.4 心拍数測定
4.1.5 呼吸

4.2 データ抽出方法
4.2.1 線の種類
4.2.2 データの抽出基準
4.2.3 データの数値化
4.2.4 データの統計化及びグラーフ作成

4.3 手と機械の比較
4.3.1 型紙と機械
4.3.2 身体リズムと機械
4.4 まとめ

5. 身体リズムの造形教育の可能性
5.1. 造形教育
5.1.1. デザイン教言うと基礎造形 
5.1.2. 造形・デザインにおける時代的背景 
5.1.3. 手を用いる造形教育の展望 
5.2. 身体リズムの造形教育プログラム 
5.3.  まとめ  

結論
1.身体リズムの表現
2.本研究の問題提起・提案
参考・引用文献
感謝




















徐 慧