きりおり
高橋 健樹 工芸工業デザイン学科[生活環境デザインコース]
立体/鉄、銅、真鍮、銀メッキ、銀箔、漆、鍛金、打ち出し/10×20×10?220×350×120
型どおりに切り、折り曲げて出来る造形は生活のいたるところで出会います。 ここでは、種類が豊富な生物をモチーフに金属を用いて型から制作することで、金工で用いられる技術の実践、素材、型と組み上げたかたちの関係、型そのものに対する理解を深めることを目的としました。
担当教員:田中 克明
高橋健樹さんの動物や虫の特徴やおもしろさを表現したいという強い思いが造形されている。
その特徴、表情をどのように表現するか、というよりむしろ自身がその動物や虫になりきっているかのようである。
1枚の紙に立体の原型となる型紙をイメージし形づくる。それは単なる観察から出来る事ではない。
使用する素材の特性、加工処理の知識はもとより、表情をどのように造形するかを想像するところに「きりおり」の特徴がある。