阿佐ヶ谷住宅 Renovation ?団地 Life "間"?
高橋 史 工芸工業デザイン学科[スペースデザインコース]
プレゼンテーション
空間 時間 部屋 余白 人と人との間 隙間 いろんな意味の"間"
どちらでもありどちらでもないような曖昧な"間"
境界ではなくどちらともを含んでいる"間"
足したり 抜いたり はみ出たり
離れたり くっついたり
閉じたり 開いたり
それぞれが絡み合って
"間"が居心地のよい"間"を作る
"間"が気持ちをつなげたり 気持ちを変える手助けをする
"間"が"間"を豊かにし 生活を人生を豊かにする
担当教員:牧野 良三
卒業制作のテーマを定めてから、2年間の成果であった。(通信教育課程においては、可能な取り組みの時間である)
集合住宅の再生という今日的テーマと向き合う時、高橋さんは、各世代の住民達への取材を通して過去と未来の自分をイメージし、時間軸の中で対照させることで問題の解決を目指した。これは、自分の足元を見つめ、詩的発想を大切に住民達と向き合い、あるべき姿を生活シーンとして捉えることであった。
実学としての空間設計を土台に、シーン構築という新たな発想を加えた提案は、問題解決の為の手法の一例として、スペースデザインコースの姿勢を体現したものといえる。