Asobi
刈谷 康時 空間演出デザイン学科
インスタレーション/電球、電線、solenoid、arduino programming/5000×2000×500
解説に代えて
インスタレーションを制作する上でのモットーは『精度に遊びはなく、あなたの感想に、心に遊びを』と掲げており、解説するのは避けたいと思います。なので、強いて言うのならば、『アソビ・デザイン』となります。いろいろに感じて頂けると幸いです。
担当教員:面出 薫
この作品は11個の白熱電球が直線状に吊られていて左端と右端の1個が触れて残りの10個に衝突する、という極めて単純な仕掛けである。しかし思わず作品の前に佇んでしまう。その魔力を作っている仕掛けの一つが乾いた衝突音である。カチッ、カチッ、とメトロノームのような機械音を刻んでいる。そしてもう一つは衝突のエネルギーを視覚化するための閃光だ。この瞬き(Blink)のお蔭で11個の透明な電球が実は同一人物であるようにも見える。