本展の趣旨ムサビの“優秀作品展”本年も開催
武蔵野美術大学では、造形学部卒業制作および大学院修了制作において特に優れた作品や研究成果を発表した学生に対して毎年、優秀賞が贈られます。
この受賞作品が一堂に会するのが、当館で昭和42(1967)年より続いてきた”優秀作品展”です。平成24年度に各学科より選出された受賞者の作品は、絵画、彫刻、メディアアートなどの美術作品、グラフィック、工芸、建築などのデザイン作品に加え、研究論文発表など多岐にわたります。学生生活の集大成として制作された作品群はいずれも力作揃いで、創造力豊かな表現がご覧頂けます。ムサビを代表する学生たちの作品を総覧する本展を通じて、新しい世代の若さと力強さに触れて頂ければ幸いです。
新たな可能性を感じる、多彩な作品群
優秀作品賞を受賞した約100点の作品は、学生が在学中にたゆむことなく制作・研究に取り組んできた成果であるとともに、各学科の造形教育の一側面を示しているとも言えます。学生ならではの鋭い造形感覚でつくりあげられた美術・デザインの幅広いジャンルに渡る作品が並ぶ本展は、新たな才能、限りない可能性との出会いの場となるでしょう。
美術館全体を使った展示
美術館全体の空間を使って多種多様な作品を展示します。5つある展示室には絵画やデザインの作品だけではなく、映像やインスタレーションの作品も展示します。 さらに吹き抜けになっているアトリウムにも、彫刻などの立体作品が並び、館全体の空間を存分に活かした展示です。