武蔵野美術大学 造形学部卒業制作 大学院修了制作 優秀作品展

これから

戀田 純子 油絵学科 日本画コース

平面
雲肌麻紙、岩絵具、水干絵具、アルミ箔
1620×1303

細かい物質の集合体や動きに興味があり、今回はお風呂場の空間に在る水の動きに目が行きました。それを、またまた細かい粒子の集合によって描く、日本画で表現しました。
日本画の絵具は、色となる粒子と水と膠が私が予想する以上の作用をし、異空間の層を創ります。それは私が描いている絵なのに、粒子が何時の間にか創り上げている画面でもあります。そんな日本画の不思議なところが、生活空間の一部なのに他の部屋とはちょっと違う、お風呂場と似てると思う作品です。

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担当教員:重政 啓治
この作品は生活する何気ない時間の中の動作を捉え、その瞬間を表現している。作者は、その瞬間その瞬間で出来事に美を感じるのだろうか。身体が画面の主役であろうが、あらためて画面を鑑賞すると別のことを言いたいことが伺える。それは浴槽の水の表現に、そのことを強く感じさせる。これらの表現を日本画絵具で描くことは、特に顔料の粒子の存在が描写のムラを生み、それが感情を生む効果として表れている。