立体
楠
770×1600×650
見ザル、言わザル、聞かザルのような、3匹は、同じ兎夢なのに異なった兎夢。
日本文化を意識して制作しております。
担当教員:三沢 厚彦
小黒の作品「球獣」はそのタイトルどおり、球体に近いフォルムを持った小動物を誇張し変形させた動物彫刻である。個として在る場合もあれば、複数が連なり存在している。ユニークなのはその連なり方である。形の自由度の高い尻尾と不確定な毛並みが、意志を持った筋肉組織のように隆起しねじれながら個々を繋げる。この手法により、丸太の一木という限定された素材の中に、小悪魔的なモンスターが出現する。そして囁く「もっと仲間を!」と。