武蔵野美術大学 造形学部卒業制作 大学院修了制作 優秀作品展

A Man with Shadow

岡 美里 視覚伝達デザイン学科

映像 
プロジェクター 
3min50sec

視覚による錯覚により、実際にはそこに存在しない形が、あたかも存在するように見えること。そんな不思議な感覚を経験したことがあるでしょうか。私の作品の世界には人と影だけしか登場しません。しかし、人の動き方や影の形の変化により、そこに存在しない形が見えてきます。そして影自身が独立し形が変わったとき、静止している時にはなんの形か認識できなかった図形が、動いてみることで形を認識することが出来ます。そのような錯視を使用したアニメーションを制作しました。

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担当教員:西本 企良
このアニメーションには白い男の輪郭と黒い影しか出て来ない。男をとりまく環境は、輪郭線の現れ方と影の形、そしてその動きや音でのみ表現されている。その限られた要素を巧みに使い、人間の視覚の特性を上手く利用して、男と影との奇妙なやりとりが不思議な空間の中で展開されていく。シンプルな画面ながら、折り紙の「だまし舟」のようにイメージが移り変わり、見る者の想像力を刺激しつつ楽しませるユニークな作品となった。