立体
陶土、ろくろ成形、手びねり、炭化焼成
915×1500×1500(設置範囲)
掘り起こして、拾い集めて、わたしは25個の「空っぽの器」をつくりました。
これはわたしの記憶の断片であり、隙間です。
担当教員:小松 誠
この作品は縄文土器と同じくらいの温度で焼かれた土器です。陶磁器は中が詰まった塊よりも、中をくり抜いて空っぽにすると、熱がまんべんなく伝わり上手く焼けます。器は中が空っぽの時に役に立ちます。壷は穴の中が空っぽです。この小さな造形物は使う物ではありませんが、どこかにいろいろな空っぽの部分があります。手元に置いておきたくなる魅力的な物がいくつも出来てきました。これからさらに、おもしろくなる可能性を秘めています。