武蔵野美術大学 造形学部卒業制作 大学院修了制作 優秀作品展

トピアリー

澤 珠実 工芸工業デザイン学科[ガラス]

立体
ガラス、フュージング(熔着)、接着
330×730×500

トピアリーというのは刈り込みなどによって作られた、植物を用いた造形物のことです。
自然に生えている植物よりも際立つ表層の葉の密度に惹かれ制作をしてきました。
葉をモチーフとした菱形のパーツはガラスの集合体と化すことによりあらたなテクスチャを生みます。

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担当教員:大村 俊二
「トピアリー」とは、樹木や低木を刈り込んで動物や人、幾何学的な図形などに仕上げる造形物のことです。ヨーロッパの王宮や貴族の館、庭園などに多く見られます。
この作品はそんなトピアリーのかたち、特に際立つ表層の葉の密度に惹かれて制作したものです。油土で欲しいかたちを模索しながら何度も試行錯誤を繰り返し、原型を作ります。
その原型にそって耐火石膏を流し石膏型を起こします。3mmの工業用の板ガラスを使い、葉をモチーフとした無数の菱形のパーツを型の中に並べて電気炉の中で溶着させます。(約760℃) 密集した表層は、凹凸の少ない新たなテクスチュアーを生み、種子のようなふくらみを持たせ、やわらかな曲線で作品を組み合わせています。
自然の力強さと内包するエネルギーを感じさせるいい作品になりました。