武蔵野美術大学 造形学部卒業制作 大学院修了制作 優秀作品展

In the Liquid

永井 宏武 空間演出デザイン学科

インスタレーション
水、オイル、ポリマー、アクリル
2500×3200×1500(設置範囲)

「水」をテーマに制作は始まる。
だが、人はすでに多くの水の表情を目にしている。
新たなる水の表情を見つけ出すために注目したのは
液体の中にある水であった。水の動きは気体の中と液体の中では異なった。
「液体の中」
そこには 密度、結合、分離、光の屈折 といった世界があった。
そして新たな水の表情がここで発見され発展していく。

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担当教員:面出 薫
「液体の中の液体」というタイトルに、この作品に込めた全ての怨念が凝縮されている。
普通なら水と油のディスプレーは安物の玩具になってしまうのだが、永井の液体に対する偏愛はそれを遥かに超越している。
それぞれに異なる6種類の液体とその動きの表情は偶然できたものではない。水道工事士のように果てしない漏水と戦い、時に危険な液体と寝食を共にした末の代償だ。6本のシリンダーをまとめる物語さえあれば、なお強く感動させられたに違いない。