武蔵野美術大学 造形学部卒業制作 大学院修了制作 優秀作品展

浮動する境界

山口 紗清 映像学科

映像
プロジェクター
1920×1200 15min

地球には、美しい風景が、たくさんあります。それらが一続きの大陸、海の上で、同時に存在しているということに、私はいつも新鮮な驚きを感じます。
そして、同じく私の中にもたくさんの風景や感情があって、それらは明確な境界を持たず、たゆたいながら同時に存在していることに気づかされます。
今回の制作では、このことを、実写映像のコラージュという手法を用いて、
1つの作品にしました。

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担当教員:板屋 緑
山口紗清が映像で創造した5つの場所は強度があり、イマジナティブである。5つの場所に共通していることは、何かがそこで生成しているという感覚である。そう感じるのは、それらを構成している映像素材が、火や熱、水などとの反応や現象を撮ったものを含んでいるからであろう。5つの場所は層状に境界をもちながら震動し、絶えず生成を繰り返している。だからこそ、この作品は幾つもの創世神話や宇宙論に反響しているのだ。