プレゼンテーション
図面
紙
模型
スノーマット、木
-
2450×2500×2200(設置範囲)
住宅の産業化によって、住宅地環境における敷地と建物は、一様な関係を持つ様になってしまった。
このような環境に建てる場合、これからの住宅は、外部環境とどのように接することができるだろうか。
実際の新興住宅地を対象に、現存する住宅の図面からの開口部と敷地の関係性を収集し、一様な住宅地における「建物と敷地の関係性の斑」を抽出し、可視化した。
研究の結果として現れた利用されてない三つの方向性に対して、1つ1つ具体的な設計に落とし込み、これからの住宅環境の可能性を考察した。
担当教員:布施 茂
ニュータウンにおける商品化住宅が建ち並ぶ風景に疑問を持ち、その画一的な建ち方を研究した上、新たな可能性を提案した作品である。「多摩ニュータウン」の一画を研究対象とし、ハウスメーカーの図面から敷地と住宅の開口の特徴について研究した「建物と敷地の関係の斑」に注目し、新たな建ち方の可能性を三つの設計案として提示している。修了制作の動機付けから研究、計画、設計、プレゼンテーションとも秀逸な作品である。