プレゼンテーション
模型
紙 スチレンボード
2500×3000×2600(設置範囲)
図面
594×841
スケッチ
594×841
わたしは友人、助川さんとの何気ない会話から「今後の社会における高齢者の住まい方」について修士設計で取り組もうと決めました。高齢者の皆さんや助川さんとお話ししながら設計を進めていく過程で、ある風景がわたしの中に浮かびました。それは、「地域+元気高齢者」という風景です。どちらかというとマイナスなイメージがある高齢化問題。しかし、わたしが思っていたよりも現在の高齢者は元気で生きる楽しみを失っていない方が多いと感じました。その姿を見せることで、高齢者(社会)に対してプラスなイメージを他の世代が持つこと、そして高齢者が尊敬されつつ暮らす場所を考えました。
担当教員:高橋 晶子
助川さんという実在の知人の構想から出発し、時間をかけ練り上げた、単身高齢者が集まって住む場の提案である。できる限り自活し、地域の人々ともつきあいながら、何かのおりにも安心な生活をしたい。自宅か施設かという選択肢のほかに両者の中間のようなもの、独立住宅のようでありながら公共的なアクティビティを受け止める場は可能か。在宅介護サービスや訪問医療制度などの今日的な社会的動向を見据えた骨太なテーマである。
ちょっと大きめの住居の真ん中を「みち」が通り、居住者のプライベートスペース、コモンスペースに加え、地域の集会や学童の場などに開かれる場が提案されており、チャレンジングだが共感できる。プレゼンテーションも充実したわかりやすいものに仕上がっている。